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2006年02月04日
映画と本
こんにちは!
みなさんの、深いコメントに感謝します。私もとても
勉強になります。
今回のライブドアの事件では、ニュースで報道されることに
驚くよりも、ニュースで報道されないことが、あまりにも
多いことにショックを受けているかとおもいます。
それから・・・いかにニュースで報道されることに
嘘が多いか、についても・・・ここまで露骨にバカにされると
本当にショックですね。
私は法律の専門家ではないので、今回の事件の分析は
これ以上、差し控えたいとおもいますが、今回の事件をかんがえる
にあたって私がとても参考になった映画と本を何冊かご紹介しましょう。
まず、いまの日本の状況は、ローマ帝国の末期に近いですね。
映画「グラディエーター」と同じ世界です(みていない方は、
ぜひ、みてください。これは・・・戦争ものですが、実際の
テーマは、マスコミによる情報操作・・・それから
エンターテイメント社会における大衆操作です。その
観点からこの映画をみると、今回の事件の裏で動いている
意図がみえかくれするとおもいます)。
さらに・・・「国家の罠」(佐藤優著)は、ぜひお読みください。
外務省職員で、ラスプーチンと呼ばれて、逮捕されてしまった
方の手記です。名著です。この本を読むと、あきらかに冤罪としか
おもえません。国策捜査について、非常によくわかります。
また闇の世界とのつながりを考えるうえでは、
「日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日」(ベンジャミン・
フルフォード著)が参考になります。
以上の本を読むと、いかに・・・この表面的にみえる世の中
というのは、嘘で塗り固められているのかがわかります。
はぁ〜。正直、落ち込みますよ。
ただ、落ち込み続けているわけにもいきませんので、
私は、そういった矛盾にみちた世界のなかでも、
やるべきことを、やらなくっちゃ・・・とおもっております。
具体的には・・・数年前から取り組んでいるのは、次のテーマ
です。
価値観が転倒する時代には、「英雄」が一夜にして「戦犯」
になってしまう。ならば、われわれは、いったい、なにを
基準に生きていけばいいのだろう?
この一大テーマに対するひとつの答えはありません。ただ・・・
私が考えたのは、答えが目の前になくても、答えを追い求める
ことはできるだろう、ということです。そこで昨年は、一年がかり
で取材した「人生の旋律」を出版しました。同時に、このテーマを、
体験をとおして学ぼうとはじめたプロジェクト・NPO法人
(申請中)リビング・ヒストリーを開始しました。
このように私は、生きるための揺らぎない軸を過去に学んで
きましたが、昨年末から私は同じテーマを未来に向けて問う
ために近未来同時進行小説「フリーター五右衛門」という
連載小説を月刊誌「文蔵」(PHP研究所)に連載しています。
とくに意識して書いていたわけではないのですが、今回の
ライブドア事件と、この小説はシンクロするところが多い
ようです。
たとえば、小説では、石川貴和というフリーターが資本家を成敗
することで、一躍、英雄に持ち上げられるのですが、その後、
極悪人のレッテルをおされてしまいます。その大衆の移り気の早さ、
善悪の判断の難しさを描きながら、われわれはどう生きていけば
いいのかを問いかける作品なのですが、正直、これほど早く現実が、
私の虚構の世界についてくるとはおもいませんでした。
私は読者のみなさんから、「神田さんの著作は、てんでバラバラで、
いったい、どこに向かおうとしているのかわからない」と、よく
言われるのですが、私のなかでは、すべてが一貫しています。
それは・・・「経営者は、どのように生きて、どのように死ぬべきか」
という問いに答え続けようとしているだけなのです。
この問いを答えるためには、マーケティングも、セールスも、
ビジネスモデルも大切です。さらにはマネジメントを学ぶため
には、人間関係を理解する。運を引き寄せるためには、
自分自身のリズムを知る。「戦犯」にならないためには、
歴史のサイクルを学ぶ。そして人間としての品性を高める
ためには、過去の先輩に学ぶということです。
ライブドア事件で、いったい、私はなにを信じて
生きていけばいいのか、と自分自身の軸が揺れているのなら・・・
今回、タイムリーに素晴らしい本が発売されましたので、
手にとってみてください。
「本多静六自伝 体験八十五年」(実業之日本社)です。
本多静六は、幕末に生まれた偉人で、東大教授にして大富豪。
戦後、「人生計画」「財産計画」の分野で、一大ベストセラーに
なった偉人ですが、本書は彼の最後の著作であり、一代記
になります。私が解説文を寄せさせていただきました。
「本多静六自伝 体験八十五年」は、たった1000円。
1000円で、偉人の生き方に触れることができます。
本って、素晴らしいですね。
投稿者 kanda55 : 18:35 | コメント (4981) | トラックバック
























